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災害ボランティアコーディネーターの活動を中心に、日々の情景を切り取ってお知らせします。
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2008
07/02
Wed
22:25:10
前回は、気道の確保までを説明しました。今回は人工呼吸です。
といっても、何の用意も確認もなく、いきなり人工呼吸をすると、いろいろな意味で、後で困ったことになる事もありますので、あくまで落ち着いて。

① まずは、呼吸を確認します。
人工呼吸要否は、普通の呼吸をしているかどうか、ですから、何はともあれ、まず普通の呼吸をしているかどうかを確かめます。
その確かめかたですが、
 「見て、聞いて、感じて」
と覚えてください。
 見て、とは、目で胸を”見て”、呼吸に合わせて胸が上下しているかどうかを見るという事です。
 聞いて、とは、息をしている音が聞こえるかどうかを耳で聞く、という事です。
 感じて、とは、呼吸による息を頬で感じて、という意味です。
この3つを約10秒確認します。
「見て、聞いて、感じて、4,5,6,7,8,9,10」と声に出しながら行うと良いです。
これで観察しても、胸やお腹の動きがなく、息を聞くことも感じることもできなければ、普段どおりの呼吸はしていないことになります。普段どおりの呼吸をしているかどうか、よくわからない場合も、正常な呼吸はしていないものと判断します。
04_普段の呼吸をしているか確かめます
呼吸を確かめるときの姿勢

なお、映画やドラマなどで時々見かける?しゃくりあげるような呼吸が途切れ途切れに起こる呼吸を「死戦期呼吸(あえぎ呼吸)」といいますが、これは心停止直後に起こる呼吸ですので、普段の呼吸ではありません。


② 普段どおりの呼吸が確認できなければ、いよいよ人工呼吸です。
方法は、まず、感染防止のマウスピースなどを用意し、傷病者の口に当てます。
キューマウス
逆流防止弁付き人工呼吸補助具

上の写真にあるような補助具などを用意します。これは、経口感染を防止するために必要であり、このようなものがなければ、人工呼吸は避けるべきでしょう。なお、このような補助具はインターネットでも販売しています。興味のある人はお買い求めを。
バーニーも、この間の講習の時に1個頂きました。かわいいケース入りで、キーホルダーにもなるスグレモノです。

さて、補助具を傷病者の顔にかけ、用意できたら、人工呼吸の開始です。

まず、気道を確保したまま、頬に当てた手の親指と人差し指で、傷病者の鼻をつまみます。
これは、気道の確保と鼻から空気が漏れるのを防ぐためですね。
それから、口を大きく開いて、傷病者の胸の上がるのがわかる程度(4~5cm程度)の量を、約1秒かけて、2回吹き込みます。
人工呼吸の際に、隙間があると、そこから空気が逃げ「シュー」という音が聞こえるときがあります。
また、うまくいかない時は、思ったほど胸が上がってきませんので、このような場合には、気道の確保からやり直しをします。ただし、うまくいってもいかなくても、吹き込む努力は2回までにします。
05_人工呼吸
人工呼吸

先ほど、補助具がなければ人工呼吸を避けましょうと書きましたが、最近の研究結果として、応急手当の中で、人工呼吸を行った場合と行わない場合との生存率を比較すると、人工呼吸はやってもやらなくても、何の影響もない、という事がわかっているそうです。
特に最近は、感染症が問題となっており、人口呼吸では口内の粘液を通じての感染の危険性を孕んでいます。そのため、自分の安全を確保しながら人工呼吸ができる環境がなければ、人工呼吸は行っはいけません。
ハンカチを持っているから・・・と思っても、ハンカチでは感染をとめられませんので、これに書いてあるからといって行うのは絶対に止めましょう。


次回は胸骨圧迫について、です。
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