10« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.»12
災害ボランティアコーディネーターの活動を中心に、日々の情景を切り取ってお知らせします。
--
--/--
--
--:--:--
スポンサーサイト
Category【 スポンサー広告 】
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
trackback --  |  comment --
2008
06/15
Sun
21:49:01
今回から「普通救急救命講座」と称して、先日の講習の内容を公開していきます。
で、第1回目は、救急救命の目的とさわりの部分を。

救急救命と言うと、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
呼吸が止まっていたらどうしましょう?
えっ、救急車を早く呼ばなきゃ助からないって?
確かにその通りなんですが、救急車って呼べばすぐ来るわけではなくて、全国平均で約6分、飯田下伊那では約9分もの時間がかかるんだとか。これは決してサボっているわけではなくて、道路事情とか、消防本部からの距離とかで変わってくるものなんです。
それに、最近では、ちょっと指を切ったくらいでも救急車を呼ぶ人もいて、運悪く出払っている事もあるのだとか。そうなると、10分以上は覚悟しなくては・・・になってしまいますよね。

             02_img02.gif
心肺停止からの経過時間と命が助かる可能性

心肺の止まった人が助かる可能性は、その後10分で急激に少なくなります。除細動を行うまでの時間が1分遅れると、生存退院のチャンスは7~10%低下すると言われています。

命を救うには、 ①そばに居合わせた人(バイスタンダーといいます)による早い119番通報と救命処置、 ②救急隊員による高度な救急処置と適切な医療機関への搬送、 ③医療機関での高度な救命医療 が必要で、この一連の受け渡しを『命のリレー』といいます。
このリレーが1つでも欠けたら命を助ける事はできません。

ちなみに、心肺停止によって、一番早くダメージを受ける臓器は、脳みそです。脳は、体中でも最も酸素を必要とする臓器であり、酸素供給が止まると、およそ4分ほどで脳細胞は死に始めます。
こうなると意識が戻っても重度の障害が残ったり、最悪は意識が戻らず・・・ということもあります。
救命措置を施すと言うのは、救急車の到着まで、脳に酸素を供給する行為に他ならないのです。


さて、心肺蘇生法の目的は、傷病者が心肺停止若しくはこれに近い状態になった時に、呼吸及び循環を補助する事(これによって脳への酸素が確保される)です。
心臓が止まっている間、心肺蘇生法によって一番大事な脳や心臓に血液を送り続ける事は、AEDによる心拍再開の効果を高めるためにも、心拍再開後に脳に後遺症を残さないためにも重要です。
呼びかけに反応がなく、普段どおりの息(正常な呼吸)がない場合には、ためらわずただちに心肺蘇生法を開始して、AEDによる電気ショック等を行う合間を除いてできるだけ絶え間なく続ける事が大切です。
心肺蘇生法は、傷病者が嫌がって動き出すか、又は救急車に傷病者を引き継ぐまで続けます。
心肺蘇生法は胸骨圧迫と人工呼吸の組み合わせが原則ですが、感染防止器具を持っていない、あるいは準備に時間がかかりそうな場合、口対口人工呼吸がためらわれる場合は、胸骨圧迫だけでも実施します。心肺蘇生法では、強く、速く、絶え間ない胸骨圧迫が最も重要であり、これだけでも傷病者の救命率は大幅に向上するそうです。

ちなみに、人工呼吸ありと人工呼吸なしとで、その後の蘇生率を比べてみても、変化はないことが確かめられているそうです。
ですから、感染防止マウスピースなどの器具なしでは、いきなり胸骨圧迫を始めましょう、と教えられました。

次回は、応急手当の具体的手順です。お楽しみに。



スポンサーサイト


管理人にのみ表示


TrackBack-URL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。