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災害ボランティアコーディネーターの活動を中心に、日々の情景を切り取ってお知らせします。
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2008
09/07
Sun
22:58:51
Category【 オムニバス 】
昨日、知人から、「災害時助け合いマップについて教えてほしい」との依頼があり、知人宅へ行きました。

災害時助け合いマップとは、ご近所同士で、災害時に助け合って乗り切ろう、という趣旨の元、小規模な自治組織単位で自主的に作られるようになったもので、家庭の家族構成や連絡先、災害時に支援を必要とする介護者の有無やその支援者などなど、ご近所の個人情報満載のマップ(台帳とセットの場合が多いかな)です。そのため、地域性や組織の特徴などによって作り方や内容、管理の方法などは様々。それぞれで試行錯誤しながら改良を重ね、使えるマップに仕上げていく、というのが現状の様です。

で、知人の知りたかった内容は、
『市で災害時助け合いマップ策定マニュアルを用意し、自治会で作るよう説明があったのだが、マニュアルを見ると、災害時だけでなく、平時の福祉業務にも活用としているように見える。また、記入項目に資格を書いたり、障害の内容などまであるが、本当にここまで必要なのか?
それから、完成したら公民館の金庫に保管するというが、これで良いのか?』
というようなものでした。

助け合いマップに関しては、講習などで幾つか事例は聞いていたものの、実際の経験がなく、始めは何とも言い難かったのですが、よくよく考えてみると、『ん?』という部分がたくさん。

まず、マニュアルの名称が「災害時助け合いマニュアル」なのに、平時の福祉業務にも活用したがっている様子に「ん?」。
平時の福祉業務は、ちゃんとした専門機関が、業務として活動しているもの。これを災害時と同列で考えてしまうと、元々何のためにマップを作るのか、その目的がぼやけてしまうような気がします。
きっと、情報収集の際は「災害助け合いマップ作りにご協力下さい」と言って各家庭の理解を得ると思うんですが、その情報がいつの間にか、違う所で流用されていた・・・しかも、本人たちの知らないところで。
となれば下手をすれば新聞沙汰にもなりかねない昨今。ちょっと心配です。

次に、マップ上には要援護者宅、支援者宅、避難所、危険個所などを記載する云々、とあったんですが、要援護者はともかくも、支援者については、要援護者と極少数の関係者が知っていれば良い事ですし、お互いに連絡が取れ、助け合いができた事が確認できれば良い事。何もマップ上で周知しなくてもいいじゃん、とか思ったりもします。
また、危険個所などは、災害の種類や規模等によって千差万別。しかも、最近はハザードマップに記載以外の場所での災害も増加しているとの事。
これらをすべて網羅すると、地図がとても見難いものになるんじゃ・・・なんて心配もあります。

記入項目については、個人の資格は、災害復旧時のボランティアに関係する事ですが、そもそもボランティアとは、その人の自主性に基づくものであり、資格があるからと「おまえ、手伝え!」なんていえるはずもありません。ましてや、重機などが必要な場合は、業者に依頼するしか方法がないわけですし、復旧開始までは殆ど無用の情報。いらないんじゃない?と感じました。

障害の内容についても、災害時に援護が必要か否かがわかれば良い訳で、あまり詳細な事まで書かせると、個人情報保護の観点から、逆に取り扱いが難しくなって、マニュアルを作った張本人が自分の首を締めかねない可能性もあるわけです。
知人いわく「これ以上書くと、病院のカルテみたいになっちゃうじゃん!」そのとおりだと思いました。

極めつけの「公民館の金庫に保管」ですが、そもそも助け合いマップとは、災害発生時に、自治会などの小規模単位で、どうやってお互いに災害を乗り切るかを目的に、それこそ自主的に作成が始まったもの。個人情報の塊なので、取り扱いには細心の注意が必要ですが、公民館まで距離があるような時に、わざわざそれを取りに行かなくてはならないとしたら、果たして作る意味があるのでしょうか?
例えば自治会長さんが保管しておいて、災害時にすぐ活用できる、そんなシステムの方が小回りが聞くのではないか?と思ったりもしました。


目的を絞り込んでいる以上、本当に必要な情報もおのずと見えてくるはず。多分、マニュアル策定には苦労をされたと思いますが、ちょっと欲張りすぎなんじゃ?と思うのはバーニーだけでしょうか。


ちなみに、このマニュアルを策定したのは、バーニーの住む飯田市です。
飯田市では、このマニュアルをネット上で公開しています。しかし、まだマップの作成に着手すらしていない段階で一般公開するのは、ちょっとどうなのかな?と姿勢を疑ってしまいました。
マップが完成し、実際の作業をまとめたマニュアルであれば、多くの方が参項にできるでしょうが、現段階では、ちょっと参項にならないんじゃないかな?というのが正直な感想です。
万が一、このマニュアルを見て、マップを作ったら変なものができちゃった、という他の自治体などが現れたら、飯田市は一体、どうするのでしょう?
(ちなみに、上記理由で、あえて今回はURL等紹介しません。どーしても見たい、という方は、ご自分で検索してみてください。)


知人は、これらの意見を参項に、修正を依頼しながらマップ作成に取り組みたい、との事。是非、使えるマップ作りになってほしいと願うばかりです。


※ バーニーも飯田市在住ですが、我が家にはこの手の話がご近所などから来ません。ちょっと不思議です。内緒で作ってるのかなぁ?
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過ぎたるは及ばざるが如し
その必要性は認められたとしても、あれもこれも…と、ただ情報を重装備すればいいのでしょうか?
考えさせられます。
 > 「公民館の金庫に保管」
笑っちゃいます。
鍵はどなたが管理されるのでしょうね?
情報のメンテは? そのサイクルは? 行政との分担関係は?
バーニーさん、マニュアルの内容を評論して頂けませんか?
Sooh | #- | URL | 2008/09/08 Mon  07:34 [ 編集 ]
Re:過ぎたるは及ばざるが如し
Soohさん、ご意見ありがとうございます。
実は、ネットから印刷したものを読んでみましたが、本文にあるような課題だらけで、一言で言うと『現実離れした策定マニュアル』であると感じました。
防災訓練では、各地で助け合いマップを使った避難訓練が実施された・・・と地元新聞に載っていましたが、果たして実際の災害時に活用できるのか、いや、そもそも利用できるレベルにあるのか、正直疑問です。
他にも、外国人の問題やアパート暮らしの人たちの問題、バーニーのように自治組合に入っていない人たちの扱い等々、触れられていない事柄も多く、数多くの課題があると感じています。

管理方法についても、できる限り情報共有者は減らすべきと思いますが、マニュアルではその逆になってしまいそうな雰囲気です。これでは、情報の提供すら同意をいただけない・・・そんな状況にもなりかねないと感じました。

ちなみに、同じように感じた方がいるらしく、市へ提言をされています。
URL:http://www.city.iida.nagano.jp/hishokouhou/yaramaika/3/20-029.htm

災害時に利用する情報ゆえ、『本当に使える』情報であってほしいと願うばかりです。
バーニー | #- | URL | 2008/09/08 Mon  09:11 [ 編集 ]

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